日本のミュージカルのために。。。


by zatoumushi
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■006「ミュージカル世界の旅」■

★ミュージカル世界の旅

金井喜久子 著

音楽之友社 刊

1964年11月30日 発行

235p

\320


【目次】

ミュージカル世界の旅

   ミュージカルをもとめて

   ブロードウェイのミュージカル

   ロンドンのミュージカル

   日本とアメリカのミュージカル

   ミュージカルの周辺

とらべる・えっせい

   ロスアンジェルスにて

   ワシントンにて

   ニューヨークにて

   ロンドンにて

   パリにて

   ハイデルベルクにて

   ローマにて

   アテネにて

   ハワイにて

   帰国して

羅府ひめゆり部隊奮戦記


【あとがき】

昨年の五月十五日、私は心をはずませながら、羽田空港を飛び立って、三カ月間の世界の旅に出ました。この世界旅行には、三つの目的がありました。第一は、ブロードウェイで本場のミュージカルを勉強すること、第二は、カルフォルニア大学を卒業する息子の弘志を迎えること、第三は、ロンドンで開催されるウーメンス・カウンスルの総会に、日本国際婦人協会の代表として出席すること、でした。この世界旅行の所産が、この箸物という形になって現れました。前にあげた三つの目的のうち、一般の読者のかたにいちばん関心があるのは、やはり今日の話題となっているミュージカルのことだろうと思います。そこで、この著物も、第一のミュージカルに関する私の見聞を中心にしました。私個人の主観的なミュージカル論も多々ありますが、それはなるべく前説という形でまとめ、作品個々の見聞録には入れることは避けました。というのは、一方ではこの箸物を、最近のブロードウェイ・ミュージカルの資料としたかったからで、そのためには、客観的な見聞にかぎったほうが便宜だと思ったからです。ただ日本でも上演された「マイ・フェア・レディ」などの三作品は、この限りにあらずです。これは上演されたことで、紹介より評価の段階にはいったというべきでしょうから。「ファニー・ガール」「ハロー・ドリー!」の二作品は今年のシーズンに初演されたもので、私は実際には見ておりません。ただ、非常に好評ですし、たまたま、私の手元にその資料がありましたので、ご参考まで、紹介したわけです。どうか、その点誤解のないようにお願いします。
第二部のエッセイは、旅のつれづれに書きためたもののなかから、とくに音楽、文化に関係あるものを抜き出し、旅行の順序に従ってならべたものです。
第三部は、こんどの旅行で出会った、私のいちばん生々しい体験です。はじめは、もっと小説ふうに扱って面白い読物にしたらと思ったのですが、それは私の任ではありませんし、また、実在される方々ばかりですから、失礼があってはいけません。ただ、私としては“アメリカの日本人”の側面わもう一度考えてみたかったのです。


金井喜久子
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by zatoumushi | 2007-10-04 23:16 | ■和書■