人気ブログランキング | 話題のタグを見る

“Musical comedy: the most glorious words in the English language.”


by zatoumushi
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

▼010「王様と私」▼

★王様と私
(梅田コマ・ミュージカル特別公演)

@梅田コマ・スタジアム

東宝 製作

1965年 4月 2日〜 29日

初演


【掲載内容】

御挨拶 / 松岡辰郎

訳者のことば / 森岩雄

演出者のことば / 菊田一夫

ブロードウェイの「王様と私」について / 野口久光

ブロードウェイというところ / 石井カンナ

越路吹雪と「王様と私」 / 安倍寧

染五郎という青年 / 戸板康二

淀かほるのこと / 高木史朗


【御挨拶】

本日は御来場頂き誠に有難うございます。厚くお礼申し上げます。春らんまんの4月公演は「王様と私」を御覧頂くことになりました。
既に、ご承知の如く東京宝塚劇場にて、“マイ・フェア・レディ”を上演、大好評をいただきまして以来、東京では“ノー・ストリングス”“ハウ・トウ・サクシード”“アニーよ銃をとれ”“サウンド・オブ・ミュージック”と翻訳ミュージカルを次々に上演、いづれも好成績にて、多数の東都音楽愛好者に喜んでいただいて居ります。その一連として“王様と私”を大阪で初演致すことになりました。
“王様と私”は1944年ベストセラーのトップに立ったマーガレット・ランドンの小説“アンナとシャム王”よりの脚色で、映画になった後、1951年 3月にミュージカル“王様と私”が上演され5年間連続上演の大評判をとり、その後も何度か上演されて居る、ミュージカルの楽しさを全てそなえた米国の代表的ミュージカルで御座います。東宝演劇部でも早くから“王様と私”は上演々目に入って居りましたが、昨年、私がニューヨークのステイト・シアターで“王様と私”を観劇し、梅田コマ・スタジアムでの上演を熱望いたし、菊田一夫先生の御協力で大阪で、初演する事になりました次第で御座います。
主なる出演者は、アンナ(越路吹雪)、王様(市川染五郎)、タプティム(淀かほる)、ランター(立川澄人)、ラムゼイ(ジェリー伊藤)、チャン(南美江)等で皆様に満足いただける“王様と私”を御覧いただけるものと自負しております。御覧いただけば楽しく面白いことは受合いだと思って居ります。大阪で翻訳ミュージカルの初演は始めての事で御座いますので、何卒御友達に御吹聴の上、多数御来場いただき、是非成功させたいと念じております。本日の御来場を重ねて御礼申し上げますと同時に、皆様の御多幸を御祈り申し上げます。


株式会社 コマ・スタジアム
取締役社長
松岡辰郎
by zatoumushi | 2007-10-12 23:57 | ▼プログラム▼