日本のミュージカルのために。。。


by zatoumushi
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▼012「キスミー,ケイト」▼

★キスミー,ケイト

@東京宝塚劇場

東宝 製作

1966年 2月 3日〜28日

初演


【掲載内容】

御挨拶 / 菊田一夫

訳者のことば / 倉橋健

ニューヨーク通信
  ブロードウェイあればこそのニューヨーク! / 上西信子

『じゃじゃ馬ならし』について / 荒井良雄

キスミー,ケイトのキャスト / 大沼正

コール・ポーターについて / 中原弓彦


【御挨拶】

 昨年末の「王様と私」に続くブロードウェイ・ミュージカル、「キスミー,ケイト」でございます。
 初演が1948年(12月30日初日、センチュリー劇場、続演3年間、1077回公演)で、約20年前のヒット・ミュージカルでございますので、その後の「マイ・フェア・レディ」だとか「南太平洋」だとか現在ブロードウェイで大当たりをとり向う何カ年続くか判らないと云われている「屋根の上のバイオリン弾き」などに比べると、かなり型が異なっております。つまり、この「キスミー,ケイト」だとか「キスメット」など、これのころが、日本のミュージカル研究家がよく仰有った「これがミュージカルだ」……の、典型的なスタイルでございます。歌があって、そのあとに必ず踊りが出てくる。一人一人の役に必ずきかせ場になるべき歌の場面が与えられている。これを楽しんでいただく。此の作品は、その意味から云っても大変面白く、いまブロードウェイを吹きまくっている喜劇風な舞台の先頭を切った作品であることを計算に入れて御覧になっても、まことに面白いと存知ます。劇中劇のシェイクスピア作「じゃじゃ馬ならし」これはむしろ笑わせるための小道具として使用されているものでございましょう。
ほんとに楽しいミュージカルでございます。


昭和41年 2月
東宝株式会社専務取締役
菊田一夫
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by zatoumushi | 2007-10-15 18:35 | ▼プログラム▼