日本のミュージカルのために。。。


by zatoumushi
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■016「ブロードウェイを歩く」■

★ブロードウェイを歩く

大平和登 箸 

読売新聞社 刊

1995年 6月16日 発行

244p

\2500


【目次】

一九八七年
  ロンドン・ミュージカル旋風が吹き荒れた一年
  ニューヨーク名物、シェイクスピア劇の無料公演
  「コーラスライン」が十一年目のロングラン
  ブロードウェイの威信をかけた「森の中へ」に注目
  H・プリンスの復活を目ざす「ローザ」の演出
  見事なP・ブルック演出の「マハバラータ」
  再演「エニシング・ゴーズ」「キャバレー」に熱気
  成功した宝塚版「ミー・アンド・マイ・ガール」
一九八八年
  舞台をブラジルに設定した新「真夏の夜の夢」
  「アイリス」に見る西洋化された日本のイメージ
  「森のさすらい」に反映した米ソ軍縮会議の現実
  「コロナスでのゴスペル」に黒人パワー爆発
  素材を消化できず期待はずれの「チェス」
  現代へのメッセージ「グリーン・カード」の迫力
  ソ連社会の底辺の実態を暴いた「夜明けの星」
  「十二か月のニーナ」に日米ソ三国合同の味わい
  カリブ、中近東と文楽が融合した「蟻武者」
  L・バーンスタイン指揮の「マーラー」に酔う
  旧作「わが町」の新作化にあらたな脚光
一九八九年
  振付の鬼才J・ロビンスの躍動感ある名場面集
  アスナーとカーンの競演「ボーン・イエスタディ」
  どんでん返しで笑いを誘う「テナーを貸してよ」
  候補作品も出そろわぬ低調なトニー賞にひと言
  ニュー・イングランドの閑村に海浜劇場を再興
  「ラ・ボエーム」の公演に尾島陽子の成長を見る
  宝塚のニューヨーク公演、観客動員率九五%
  「グランド・ホテル」など新作ミュージカルが人気
  D・ホフマンが演技でシャイロックの原像を修正
一九九○年
  S・ベケットの死は八○年代の不条理演劇の終焉
  オフは詩人D・トーマス、R・フロストの季節
  トニー賞に多彩な候補。ドラマ「怒りの葡萄」など
  「ミス・サイゴン」興行で役者と製作側が対立
  名演出でモネー・ダンス・グループが真価を発揮
  ミュージカル「将軍」に歌舞伎手法の繰り返し
  フェルド・バレエ・チームの「イオン」は圧巻
  「ミス・サイゴン」に東洋女性の画一化イメージ
  オフで気を吐く「そして世界は回る」
  演出家T・チューンのショーマンシップに拍手
  ニューヨーク国際芸術祭に日本の「ディオニソス」
  夏の魅力はセントラル・パークのサマー・ステージ
  「アルゴンキン」でS・マッコークルの歌を満喫
  「ドン・ジョヴァンニ」で巧みな演出が光る
  「演出は市民のもの」を唱えたJ・パップ氏を悼む
一九九二年
  アイルランド人の悲しみ伝えるドラマが人気
  T・サーブが「メンズ・ピース」で愛の真相を踊る
  「クレージー・フォー・ユー」は新酒の味わい
  名門小劇場の財政難に見るアメリカの文化危機
  捕虜体験劇「シマダ」が三日で公演打ち切り
  演出、舞台装置を刷新した「野郎どもと女たち」
  トニー賞演劇部門でアイルランド劇が受賞
  キーロフ・オペラ「炎の天使」の難解さに反応
  新鮮味のない「アンナ・カレー二ナ」の舞台化
  60周年のラジオシティーの舞台にF・シナトラ
一九九三年
  家族の中で自己のアイデンティティーを確かめる
  オペラ「ジェヌファ」がチェコ語で70年ぶりに再演
  A・ミラーが新作で文明社会への不信感を描く
  エイズ患者の家族のドラマ「わが宿命」が好評
  原作の味が伝わらぬ井上ひさしの「藪原検校」
  新装の宝塚大劇場が国際色ゆたかにオープン
  「トミー」「蜘蛛女のキス」がトニー賞候補に
  トニー賞にエイズを描いた「アメリカの天使たち」
  野外劇場にアメリカ流味付けの「尺には尺を」
  西海岸でシェイクスピア劇の醍醐味を味わう
  70年代を生き抜いたミドラーのタフさと底力
  演出家H・プリンスの功績たたえ顕彰パーティー
  “ブロードウェイ百年”にP・ハワードが弾き語り
  伝統芸能を紹介した「東京の美の再発見」に大反響
一九九四年
  古典「マイ・フェア・レディ」に新しい息吹
  社会の実相とらえた「アメリカの天使たち」再び
  フェルド・バレエ団の創作バレエの面目躍如
  「回転木馬」は安定感あるが、なぜか陶酔できず
  ディズニー、「美女と野獣」でブロードウェイ進出
  A・ミラー「壊れたガラス」に若々しい倫理意識
  トニー賞の番狂わせは、「パッション」の受賞
  天才バン・クライバーン、繊細なテクニックを披露
  古典の魅力を生かした「ショーボート」の再演
  「ルーズベルト島」、廃墟から知霊を呼び戻す真迫力
  新作「サンセット・ブルバード」に同名映画の影

トニー賞一覧
あとがき
解説


【著者略歴】

1933年広島生まれ。1956年早稲田大学仏文科を卒業後、東宝入社。
ロサンゼルス・東宝ラブレア劇場支配人、ニューヨーク・東宝シネマ支配人、東宝東和宣伝企画課長などを経て、1969年より東宝ニューヨーク代表として再びニューヨークへ赴任。現在、東宝インターナショナル代表取締役。ICP社長。
青年時代、河上徹太郎に師事し、『河上徹太郎全集』(剄草書房)全八巻の解題を執筆。
著書に『ブロードウェイ』『ブロードウェイ2』(ともに作品社)、『ブロードウェイ!ブロードウェイ!』(朝日新聞社)、『ニューヨークのパフォーミング・アーツ』(新書館)、『ブロードウェイの魅力』(丸善ライブラリー)、句集『旅短ければ』がある。
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by zatoumushi | 2007-10-20 18:59 | ■和書■