日本のミュージカルのために。。。


by zatoumushi
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

▼029「アプローズ」▼

★アプローズ

@日生劇場

日本ゼネラルアーツ・劇団四季提携公演

1972年 6月 5日〜 7月10日

初演


【掲載内容】

座談会『アプローズ』をめぐって
   ブロードウェイのミュージカル・日本のミュージカル
            / 浅利慶太・安倍寧・内藤法美・山田卓

『アプローズ』のすべて / 倉橋健

〈アンケート〉ミュージカルについて
      / 内村直也・畑中良輔・真鍋博・野口久光・木村重雄
        高木東六・伊藤強・石原慎太郎

【本文より】

(前略)ええ。要するに、演出家の場合は、ブロードウェイそのままやってもしょうがない。ブロードウェイのミュージカルを面白い面白いと言う人は多いけどね。たとえば、ソニーの盛田(昭夫) さんぐらいに向こうの生活が長ければ向こうの人間の生活感覚でミュージカルを見れるからすごく面白いということは言えますよ。だけど、観光客が行って「大変面白かった」というのは、ドラマティクなものは別ですが、“アプローズ”のように風俗性のはいっているものの場合には、ちょっと嘘だと思う。「ブロンディ」のマンガは面白いけど、ぼくらには、もう一つピンと来ないでしょう。たとえばカミさんのスタイルがよすぎるとか、まわりが便利に出来すぎているとかね。最近は日本の生活もずいぶん向上したけれども、満員電車に乗っている頃は自家用車のマンガを見たってピンと来ない。やはり「サザエさん」の方がピンと来るわけだ。だから、演出では、「ブロンディ」の感覚を「サザエさん」に置き直す操作をしなければならない。それをどこでやるかというと、フォームよりも情感でやるわけです。外国人の気持ちの動きというものはきわめてドライでしょう。それを日本人的な情感のあるものに置き換えて日本人の観客に納得出来るものにすることですね。(後略)


座談会『アプローズ』をめぐって より
浅利慶太
[PR]
by zatoumushi | 2007-11-03 04:57 | ▼プログラム▼