日本のミュージカルのために。。。


by zatoumushi
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▼044「ファニー・ガール」▼

★ファニー・ガール

@東京宝塚劇場

東宝 製作

1980年 2月 2日〜29日

初演


【掲載内容】

日本の皆様に寄せて / ジュリー・アーナル

ジーグフェルドとファニー・ブライス / 倉橋健

ブロードウェイの「ファニー・ガール」 / 清水俊二


【日本の皆様に寄せて】
この公演は完璧なものを目指したり、またそれを題材にしたものでもありません。完璧なるものを目指す余りに、個々の自主性が失われ、体験に偽りの衣が被せられる事になりがちだからです。「先入見によって生み出され形成された完璧は人間性を表出する事はないのです。」
ファニー・ブライスもまたその事を直観的に知っていた一人でしょう。なぜなら、彼女のユーモアは優越感、あるいは理知聡明からでは無く、当時の価値観からみて、彼女の欠陥と見做されていたものから生み出されたものだからです。言わば欠点を彼女は利用した訳です。甘んじて自らを道化としながらも、彼女はコメディを単なる傍観者の興に応じさせる道具として用いる事なく、特異なもの、禁断のもの、馬鹿げたものの側に立ち、そうする事によって、人々が自分自身や他人を、より共感を持った視線で見詰められるようにしたのではないかと思います。
最も困難な事は人間的になる事、欠陥をありのまま受け入れる事、そしてその感じ易い心を我々の仕事の中で使う事です。この作業に於いて、ある程度の成果を得られたであろう事を願って居ります。
スタッフ・キャスト、そして東宝の方々のご協力を得て、日本で働けた事を大変に嬉しく思って居ります。私がこの公演に参加した事を楽しんだと同じように、皆様方にも、この公演を楽しんでいただけるよう望んで居ります。


演出・振付 ジュリー・アーナル
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by zatoumushi | 2008-02-16 14:22 | ▼プログラム▼