日本のミュージカルのために。。。


by zatoumushi
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▼050「キャバレー」▼

★キャバレー

@博品館劇場

博品館劇場 製作

1982年 2月 3日〜21日

初演


【掲載内容】

時代をどう出すか。 / 渡辺浩子

「キャバレー」あ・ら・かると / 風早美樹

順みつきへの夢と期待 / 小田島雄志

踊るベルリン キャバレーの時代 / 海野弘

『キャバレー』の女性スタッフたち
               新しい変化の波のなかで / 扇田昭彦

稽古場より / 原達昭


【時代をどう出すか】

(前略)「キャバレー」は今度が日本での初演になるという。これだけの作品がなぜ今まで上演されなかったのか不思議なような気がする。しかしある意味では、今こそアクチュアルな上演の意味をもつ時、といえるかもしれない。ユダヤ人であるシュワルツが「キャバレー」の中で、その後自分におそいかかってくる運命を知らずに、ナチのことをどうせ一時期のことと言っているのを見ていると、こわくなる。私だってその場にいたらそうかもしれない。取返しのつかないことが起こっているのに気がつかず、トーマス・マンさえ、ヒットラーの首相指名のしらせをきくと、笑ってこういったという。「けっこう、8ヵ月とはもつまい」。共和政治のリーダーたちも「ボヘミア生まれの伍長に何ができる」と、ヒットラーを軽くみて、一時預けのようなつもりで政権をわたした。いくらでも彼をとり押さえるチャンスはあったのに。まあそれはともかく、今は、自由、奔放、享楽のサリー・ボウルズの世界をどう描くかだ。退廃も含めた20年代末のベルリンを。


演出家 渡辺浩子
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by zatoumushi | 2008-02-17 17:13 | ▼プログラム▼