日本のミュージカルのために。。。


by zatoumushi
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▼056「ナイン」▼

★ナイン

@日生劇場

東宝 製作

1983年 3月 4日〜28日

初演


【掲載内容】

メッセージ / アーサー・コピット モーリー・イェストン
        堀内完 滝弘太郎

華麗に語られる「性」の荒野
           ミュージカル「ナイン」について / 北川登園

ブロードウェイの『ナイン』ファミリー / 青井陽治

異色ミュージカル「ナイン」に挑むスターたち / 石崎勝久

ニューヨークの俳優生活
     グイード役のラウル・ジュリアにインタビュー / 山崎幸子


【メッセージ】

ミュージカルの傾向も時代により転機があるものだが、このナインの台本を手にした時、新しさがずっしりと詰まっている重量感があった。個人の中核まで破壊されてしまう怖れをもつグイドを中心に甚だ決断力のない情緒的関係にある女達と過去・現在・未来を交錯し、表しながら、肉体的現実、夢の現実、イマジネーションの現実が同時に表現される様な物語、それに加えてオペラチックな手法で展開される音楽構成、黒と白に統一された空間の中に玉石を混淆させた配色の鮮やかな舞台構成 ― 私はこの中から一人の人間のあらゆる側面を伴ったポートレートをつくり出すことに終始した。その一人の人間グイドの考える性向、つまり一つは「処女とか、母親とか、奥さんとか、つまり最大限に理想化された女のタイプ」。そして今一つは「売春婦とかいわれる女、つまりイヴの最も基本的な形」。これをより良く表現する為全員をコロスと設定してみた。ある時には役として、又、瞬間的に群集と変貌させる。アーサー・コピットのシーンの積重ねは一挙に解決、明快に進展する。あとは愚を弄する必要は全くない。音楽練習が終了の時点で全てが終了したような作品、グイドのワンマンショーが完成された時、「ナイン」という新時代的存在のミュージカルは完成された。或る意味では、原点に戻った様な爽快さが残りミュージカルは本が一番重要なポイントである事も勿論、改めて感じさせられた。


演出・振付 堀内完
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by zatoumushi | 2008-02-20 19:26 | ▼プログラム▼