日本のミュージカルのために。。。


by zatoumushi
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▼060「キャッツ」▼

★キャッツ

@キャッツ・シアター


劇団四季 製作

1983年11月11日〜1984年11月10日

初演


【掲載内容】

ハングリー・キャッツ / 吉原幸子

猫の〈メサイア〉T・S・エリオットと四季の『キャッツ』 / 安東伸介

「キャッツ」は「子猫ちゃんのコーラスライン」ではないのだ / 安倍寧

いま、浅利さんが / 宇佐見宜一


【いま、浅利さんが】

横浜市のあざみ野に新設された“四季芸術センター”を訪れたのは、もう秋もかなり深まった頃だった。(中略)
まるで、数字の弱い私だが、このセンターを訪れて、つくづく肌身に感じたのは、劇団四季が、もはや、日本の新劇団のイメージを変えてしまった、ということであった。誤解されると困るが、演出家・浅利慶太は、ただの芸術家にとどまらず、演劇プロデューサーとして、これまでの新劇という概念のワク組みから、飛び出した存在になったというのが、私の正直に持った感想であった。新劇団が一つの企業体として歩み出した、といえば、このいい方には、多少の異議が出そうな気もするが、もちろん、これは、四季が、東宝とか、松竹といった興行資本と同じ形態をとっているという意味では、絶対にない。うまく、表現することのできない、ある種のもどかしさを抱いて、ものをいわざるを得ないのだが、浅利さんの存在は、もう一つの側面からみると一人の偉大なプロデューサーが、四季という劇団をリードしているということになるのでは、あるまいか。多少いいすぎを許してもらえるなら、あざみ野を訪れた私にとっての、いちばんの衝撃は、日本の演劇界に、やっと、プロデューサーの時代がやってきた、ということの実感であった。大げさにいえば、それは、新劇にとって、新しい時代の幕あけでもある、と思った。(後略)


宇佐見宜一
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by zatoumushi | 2008-02-22 00:22 | ▼プログラム▼