日本のミュージカルのために。。。


by zatoumushi
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▼066「ラブコール」▼

★ラブコール Bells are Ringing

@ヒビヤ芸術座

東宝 製作

1985年 3月 5日〜 4月29日

初演


【掲載内容】

心がミュージカルする楽しさを / 竹邑類

鳳蘭の人と芸 / 中内功

布施君のこと / 服部克久

ミュージカル今と昔 / 岩谷時子

「ラブコール」の周辺 / 小藤田千栄子


【ミュージカル今と昔】

演劇界も近年はミュージカルブームである。都心の二月、三月だけでも、『ラ・カージュオ・フォール』『コーラス・ライン』宝塚歌劇団の「ガイズ・アンド・ドールズ」そして『ラブコール』と、話題性に富んだミュージカルで客席が埋まっている。『ラブコール』を除いては、いずれも原題を、そのまま題名にしているというのも、ミュージカルが日本に定着し誰からも親しまれたことを物語っていると思う。(中略)
ほんの十五、六年前まで、ミュージカルは正に悪戦苦闘の時代だったのである。『王様と私』『南太平洋』『サウンド・オブ・ミュージック』『努力しないで出世する方法』などブロードウェイ・ミュージカルを東宝が上演するようになってからも、観客動員はきびしく、それでも挫けることなく現在のミュージカル時代を遂に迎えたことは、やはり感慨深いものがある。
そういう時代になったのだと言ってしまえばそれまでだが、ミュージカルを、ここまで押し上げて来られた東宝の前社長松岡辰朗氏、そして劇団四季の浅利慶太氏の情熱と力を、忘れることは出来ない。
初期のミュージカルから出発され『屋根の上のヴァイオリン弾き』で頂点をきわめられた森繁久彌さん、二十代に入ったばかりの若さで『王様と私』の王様を演じ『ラ・マンチャの男』にまで成長された松本幸四郎さんなど、思い出せばミュージカルの、かぎりなく懐かしい足音がきこえるような気がする。今後もミュージカルは、ますます愛好者がふえてゆくことだろう。
昨年、『デュエット』で華やいだ舞台を見せた鳳蘭さん、西城秀樹さん。この『ラブコール』で又、布施明さんというミュージカル・スターが誕生すると思えば、前途への夢は拡がるばかりである。
ミュージカルのスターになることは難しく、勝れた演技力と歌唱力と、踊れる身体を持ち、その上魅力がなければならない。スターの殆どは数十年の舞台経験があり苦労を重ねて来ている。ひとすじの精進のなかで、人生経験も又、そこはかとない味つけになっているのだと思う。(後略)


岩谷時子
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by zatoumushi | 2008-02-23 15:38 | ▼プログラム▼