日本のミュージカルのために。。。


by zatoumushi
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▼075「王様と私」(再演)▼

★王様と私

@東京宝塚劇場

東宝 製作

1965年12月 2日〜27日

再演


【掲載内容】

御挨拶 / 菊田一夫

東京公演によせて / 松岡辰朗

二つの「王様と私」 / 森岩雄

「王様と私」が日本に上演されるまで / 野口久光

「王様と私」を彩る名優たち / 安倍寧


【御挨拶】

『キング・アンド・アイ』……ミュージカルとしては不朽の名作ですが、此の作品を舞台に見ると、ミュージカルはやはり脚本がしっかりしていなくてはならぬことが、よく判ります。音楽がよくなくてはいけないことは、もちろんでありますが……
先般、ニューヨークで再演されたときも圧倒的に好評であったときいております。
これを大阪で、日本初演いたしましたとき、越路吹雪は流石ミュージカル女王の貫祿ありと好評をたまわり、市川染五郎という俳優の驚くべきミュージカル俳優としての素質が多くの批評家、お客様がたの賛嘆を得ました。そして立川澄人、淀かほるのミュージカル・タレントとしての前途は洋々。
この好評により私達は安心はしていますものの……とはいえ、これは東京では初演。やはり胸の動悸の劇しさを感じます。王様も私も誰も彼もが、みんなうまくやってくれればよいが……これが私達の偽らざる気持であります。
創作ミュージカルもやがては出現いたしますが、いまのところは海外の名作ミュージカルを次々とみなさまに御紹介申しあげながら、みなさまにはミュージカルへの親しみを強めていただき、私達は秘かに習練を積んで……やがてくる創作ミュージカル時代への足型めをしているのが、現在の東宝の態度でございます。
演劇界のこの若々しい新しいジャンルの発展のために心からなる御支援をお願い申しあげます。


昭和40年12月
東宝株式会社専務取締役
菊田一夫
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by zatoumushi | 2008-02-24 12:30 | ▼プログラム▼