日本のミュージカルのために。。。


by zatoumushi
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▼074「ノー・ストリングス」(再演)▼

★ノー・ストリングス

@名鉄ホール

東宝 製作

1965年 3月 6日〜21日

再演


【掲載内容】

御挨拶 / 菊田一夫

拍手と文化:ミュージカル名古屋初公演に寄せて / 山川和雄

ぼくのミュージカル概念を破った「ノー・ストリングス」
             / 草壁久四郎(初演プログラムから再録)

「ノー・ストリングス」の鑑賞メモ / 吉田寛治

NO STRINGS / 永六輔(初演プログラムから再録)

アメリカで見た「ノー・ストリングス」
               / 荻昌弘(初演プログラムから再録)

ミュージカル「ノー・ストリングス」について / いずみ・たく

こいきなミュージカル「ノー・ストリングス」/ 宇佐見宜一


【御挨拶】

一昨年秋の「マイ・フェア・レディ」の上演権入手、続いてその上演、そして成功……ということによって、日本にも、やっとミュージカル・プレイの開花がみられる気運となりました。
「ノー・ストリングス」は、そのアメリカ・ミュージカル移入公演の第二弾として、昨年6月から8月にかけて、芸術座の舞台に上せられたものであります。
この作品のブロードウェイ公演を、私がみたのは初日まもない1962年の7月でありました。ミュージカルの王者として知られていた作曲家リチャード・ロジャースが、それまで、いつも組んでいたハマーシュタインに死なれ、ロジャースはもう駄目ではないかと噂されていながら、その相棒ハマーシュタインの死後にみせた第一作が、此の「ノー・ストリングス」なのでございます。ニューヨークの新聞がロジャースはハマーシュタインがいなくても、これをやりとげたと書いたのは、此の作品の初日に対する批評でありました。王者ロジャース、巨富に恵まれ、何箇かの別荘を持ち、そしてお年寄り……その人にこれだけの瑞々しさ、若人の感覚があることに、つくづくと頭が下がります。
私が「マイ・フェア・レディ」をやると、一昨年発表した時、どうして「マイ・フェア・レディ」なんぞやるんだ、なぜ「ノー・ストリングス」を先きにやらないのか、と、何人かのアメリカ帰りに云われたこの作品を(何故「マイ・フェア・レディ」を先きにやったかは、いずれ別の機会にご説明するとして)どうか、終わりまで、じっくりとお味わい下さいますよう。お帰りには、劇中の歌の一ふしを、どうかお口吟さみ下さいますよう。
「マイ・フェア・レディ」は一言にしていうなら「これがミュージカル」
「ノー・ストリングス」は一言にしていうなら「これこそミュージカル」です。どうぞごゆっくり。


昭和40年 3月
東宝株式会社専務取締役
菊田一夫
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by zatoumushi | 2008-02-24 10:35 | ▼プログラム▼