▼144「クレイジー・フォー・ユー」▼
2008年 05月 30日
★クレイジー・フォー・ユー
@日生劇場
劇団四季 製作
1993年 2月 9日〜 3月28日
初演
【掲載内容】
失われしボーイ・ミーツ・ガールをもとめて / 安倍寧
劇団四季とブロードウェイ・ミュージカル / 小藤田千栄子
ブロードウェイに新鮮なガーシュウィンコーラス / フランク・リッチ
(1992年2月20日付ニューヨーク・タイムズより転載)
クレイジー・フォー・ガーシュウィン / 福原義春
ガーシュイン / 井上ひさし
アメリカが誇る財産 / 坪内嘉雄
『これ以上何をお望み』の出来ばえ
素敵に楽しいガーシュウィン・ミュージカルクレイジー・フォー・ユー』
/ 馬場啓一
ガーシュウィンと私 / 岩波洋三 川本雄三 村岡裕司 西島雄造
大橋美加 瀬川昌久 新宮洋
マイク・オクレント / 佐藤友紀
スーザン・ストローマン / 村岡裕司
【劇団四季とブロードウェイ・ミュージカル】
(前略)
『クレイジー・フォー・ユー』は、四季ミュージカルのなかでは、異色とも言える作品である。なぜ異色かと言えば、これまで四季のミュージカルは、それがブロードウェイものであれ、あるいはロンドン・ミュージカルであれ、強烈なテーマを持った作品がほとんどだったからである。それらはシャープに研ぎ澄まされ、端正な舞台作りと共に私たちを魅了してきたのだが、今度の『クレイジー・フォー・ユー』は、はっきり言ってボーイ・ミーツ・ガールの、エンターテイメント一色みたいな作品である。
とは言うものの、音楽はガーシュウィンだし、あふれるほどにあるダンス・ナンバーはタップが中心になる。四季にとってガーシュウィンは初めてだし、タップと言えば『キャッツ』に少しあるものの、こんなにも派手に踏むのは、これもまた初めてである。
こんなふうに初めてづくしの作品なのだが、この娯楽性は、ミュージカルというジャンルの大きな一面であることは確かなのだし、それにガーシュウィンをこなすことは、ブロードウェイ・ミュージカルの基本をこなすことにもなるだろう。
だから『クレイジー・フォー・ユー』の上演は、四季のレパートリーを広げるだけではなく、これをこなしたとき、また新しい四季ミュージカルの魅力を作り出すはずなのである。
小藤田千栄子
@日生劇場
劇団四季 製作
1993年 2月 9日〜 3月28日
初演
【掲載内容】
失われしボーイ・ミーツ・ガールをもとめて / 安倍寧
劇団四季とブロードウェイ・ミュージカル / 小藤田千栄子
ブロードウェイに新鮮なガーシュウィンコーラス / フランク・リッチ
(1992年2月20日付ニューヨーク・タイムズより転載)
クレイジー・フォー・ガーシュウィン / 福原義春
ガーシュイン / 井上ひさし
アメリカが誇る財産 / 坪内嘉雄
『これ以上何をお望み』の出来ばえ
素敵に楽しいガーシュウィン・ミュージカルクレイジー・フォー・ユー』
/ 馬場啓一
ガーシュウィンと私 / 岩波洋三 川本雄三 村岡裕司 西島雄造
大橋美加 瀬川昌久 新宮洋
マイク・オクレント / 佐藤友紀
スーザン・ストローマン / 村岡裕司
【劇団四季とブロードウェイ・ミュージカル】
(前略)
『クレイジー・フォー・ユー』は、四季ミュージカルのなかでは、異色とも言える作品である。なぜ異色かと言えば、これまで四季のミュージカルは、それがブロードウェイものであれ、あるいはロンドン・ミュージカルであれ、強烈なテーマを持った作品がほとんどだったからである。それらはシャープに研ぎ澄まされ、端正な舞台作りと共に私たちを魅了してきたのだが、今度の『クレイジー・フォー・ユー』は、はっきり言ってボーイ・ミーツ・ガールの、エンターテイメント一色みたいな作品である。
とは言うものの、音楽はガーシュウィンだし、あふれるほどにあるダンス・ナンバーはタップが中心になる。四季にとってガーシュウィンは初めてだし、タップと言えば『キャッツ』に少しあるものの、こんなにも派手に踏むのは、これもまた初めてである。
こんなふうに初めてづくしの作品なのだが、この娯楽性は、ミュージカルというジャンルの大きな一面であることは確かなのだし、それにガーシュウィンをこなすことは、ブロードウェイ・ミュージカルの基本をこなすことにもなるだろう。
だから『クレイジー・フォー・ユー』の上演は、四季のレパートリーを広げるだけではなく、これをこなしたとき、また新しい四季ミュージカルの魅力を作り出すはずなのである。
小藤田千栄子
by zatoumushi
| 2008-05-30 01:08
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