日本のミュージカルのために。。。


by zatoumushi
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2007年 10月 11日 ( 2 )

★マイ・フェア・レディ

@東京宝塚劇場

東宝 製作

1963年 9月 1日〜29日

初演


【掲載内容】

御挨拶 / 菊田一夫

「マイ・フェア・レディ」所感 / 小泉信三

アメリカのしばい・日本のしばい:演劇の交流ということ / 倉橋健

そのもとの作者 / 福原麟太郎

「マイ・フェア・レディ」への期待 / 杉山誠

【御挨拶】

懸案の“マイ・フェア・レディ”を上演いたしますに際しての感慨は、とにかく、これで、日本のミュージカル運動に一つの礎石をおくことができた。と、いう極めて素朴なものでございます。
かと言って、私は決して、いままでの日本のミュージカルに不必要な卑屈感も抱いておりませんし、尊大な自負心も感じてはおりません、あれはビルディングの建築で言えば、地下の基礎作業であったのです。あれはあれでよかったし、必要な過程であったし、今後でさえもあのような工事は、しばしば行われるでありましょう。
が、大きな建物は礎石が要る。けじめが要る。そのけじめをつける作品としては、実にこの作品“マイ・フェア・レディ”は、世界のミュージカル界に於いての最優秀な記録的な作品であるということにおいて、まことに適切な、数字通りそれにぴったりの作品であると考える次第です。
私がニューヨークで、はじめて此の作品を見たのは、昨年の7月でございました。ロンドンで全市公演中のこれを見たのが10月、その足で再度ニューヨークへいって、(此の時は、もう此処では、7年数ヶ月にわたる長期公演が終わったところでした)その時はじめて、此の作品の著作権保持者に上演の許可を願い出ました。
アメリカの優れたミュージカル作品の見本として、そして日本の観客の皆様にとって肌合いのぴったりと合う作品として、これ以上のものはないと、信じたからでございます。
日本のミュージカル運動は、すでに、発足いたしております。しかし此の公演からも、また一つの形が発足いたします。
永い、遠い日の、日本のミュージカルの発展のために、あらゆる困難を排除して、東宝はこれを上演いたしました。日本のミュージカル界は、やっと、とにもかくにも、これを上演できるところまで進歩発展してきたのだ、とも言えましょう。
採算の点からだけ言えば、純日本製ミュージカル作品のほうが、いまや、むしろ、はるかに、それこそ笑いが止まらないほど算盤に合うのだ、ということだけを申しあげます。
大衆のための興行会社である東宝は、それを誇りといたしております。


昭和38年 9月
東宝株式会社専務取締役
菊田一夫
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by zatoumushi | 2007-10-11 23:32 | ▼プログラム▼
★[別冊太陽]ブロードウェイ・ミュージカル トニー賞のすべて

高橋洋二 編集人

平凡社 刊

1992年 3月28日 発行

175p

\2500


【目次】

ブロードウェイとトニー賞 / 大平和登

ブロードウェイ・ミュージカル
トニー賞のすべて / 構成=小藤田千栄子・萩尾瞳

エッセイ

   ミュージカルへの夢が生まれたころ / 草笛光子

   サマーストック
   アメリカ・ミュージカルのもうひとつの顔 / 安倍寧

   ブロードウェイで演じた「ラ・マンチャの男」 / 松本幸四郎

   ブロードウェイに賭ける夢 / 岡田敬二

   ブロードウェイと共に歩んだ青春 / 謝珠栄

   トニー賞をめぐるわが友人たち / 青井陽治

   本当の芝居、本当の観客 / 野沢那智

   ブロードウェイに、今一度エールを! / 宮本亜門

   ブロードウェイは私のエネルギー源 / 夏木マリ

   ブロードウェイ昨今 / 朝倉摂

   小劇場ミュージカルへのこだわり / 勝田安彦

   ジェローム・ロビンズからの贈り物 / 鈴木理雄


ミスターブロードウェイ
トミー・チューン、自作を語る / インタビュー・構成=萩尾瞳

トニー賞・ミュージカル関連部門受賞一覧

ホーム・シアターて楽しむミュージカル
ミュージカル映画日本発売ビデオ一覧 / 福田千秋 編


【はじめに】

「トニー賞」がスタートしたのは一九四七年。戦前のブロードウェイの功労者アントワネット・ペリーを記念して設定されたものである。だから正式には「アントワネット・ペリー賞」というのだが、彼女の愛称をとって「トニー賞」で通っている。最初の二年間はストレート・プレイが中心だったが、第三回の一九四九年からは、ミュージカル部門の作品賞も設定され、今日に至っている。トニー賞は、ブロードウェイ・ミュージカルの年間決算であり、この本では各年の作品賞を中心に、その華やかな歴史のすべてを展望してみた。いまミュージカルの時代。その魅惑の原点はここにある。
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by zatoumushi | 2007-10-11 09:32 | ●雑誌●