■215「宝塚戦略 小林一三の生活文化論」■
2008年 04月 29日
★宝塚戦略 小林一三の生活文化論
津金澤聡廣 箸
講談社 刊
1991年 4月20日 発行
221p
\600
【目次】
序 阪急沿線への散歩
風光明媚な神戸線沿線 好感度抜群、阪急電車
ぜいたくなひとときを宝塚で 小林一三と関西学院
新聞社事業史と宝塚 なぜ「宝塚戦略」か
1 楽園としての宝塚
なぜ宝塚にレジャーランドか 観光地・箕面の開発から
失敗に終わった動物園経営 宝塚新温泉と遊園地
博覧会イベントの開催 女性客を主眼に 二重、三重の誘客装置
宝塚少女歌劇の誕生 大毎日とのタイアップ 宝塚歌劇が誘客策の柱に
三つの成功要因 学校設立による人材戦略 あくまでも少女歌劇
劇場経営の合理化 関係者を欧米に派遣 宝塚レビューによる東京進出
東京でも「大衆本位」を徹底
2 情報・文化空間の創出
本邦初、ターミナル・デパートの登場
どこよりも良い品をどこよりも安く 情報・文化空間としての位置づけ
住宅地経営に着手 煙の都から田園都市へ
阪急ニュータウン第一号、池田室町 自足的コミュニティをめざして
購買組合・倶楽部は定着せず 次々に沿線開発を実施
沿線への学校誘致 郊外への誘い メディアとの協力態勢
3 実業家、小林一三
宝塚戦略のプロデューサー 豪商の長男として生まれる
慶應義塾大学へ 三井銀行時代 大先輩・秋山儀四郎の存在
岩下清周との出会い 苦難を極めた箕面電車の創設 岩下清周の失脚
財界人として名を馳せる 安倍磯雄に私淑
徹底した合理主義と大衆本位の姿勢 健康な資本主義精神
メセナ的発想 芸術文化活動への積極的支援
4 清く正しく美しく
分析の視点 共存共栄の理念 宝塚戦略を貫く郊外ユートピア思想
住宅間の重視 新たな家庭像を演出 家庭観と教育観
視聴覚メディアに着目 大衆芸術・娯楽の地位を引き上げる
大衆演劇の重要性を強調 健康的娯楽空間づくり 都市文化論の視点
「森林公園式」都会案 文化国家をめざして
5 大正文化と宝塚モダニズム
大正文化のなかで 中流階層の膨張 女性の台頭
朗らかに、清く正しく美しく 巧みに利用された宝塚精神
日本モダニズム 宝塚モダニズムの風景 地域性を超えた大衆芸術
欧米への憧れ 異国情緒あふれる宝塚 オーケストラの発展にも寄与
継承と断絶 いま直すべき小林一三の精神 「次に来るものは何か」
あとがき
主要引用参考文献
小林一三・略年譜
津金澤聡廣 箸
講談社 刊
1991年 4月20日 発行
221p
\600
【目次】
序 阪急沿線への散歩
風光明媚な神戸線沿線 好感度抜群、阪急電車
ぜいたくなひとときを宝塚で 小林一三と関西学院
新聞社事業史と宝塚 なぜ「宝塚戦略」か
1 楽園としての宝塚
なぜ宝塚にレジャーランドか 観光地・箕面の開発から
失敗に終わった動物園経営 宝塚新温泉と遊園地
博覧会イベントの開催 女性客を主眼に 二重、三重の誘客装置
宝塚少女歌劇の誕生 大毎日とのタイアップ 宝塚歌劇が誘客策の柱に
三つの成功要因 学校設立による人材戦略 あくまでも少女歌劇
劇場経営の合理化 関係者を欧米に派遣 宝塚レビューによる東京進出
東京でも「大衆本位」を徹底
2 情報・文化空間の創出
本邦初、ターミナル・デパートの登場
どこよりも良い品をどこよりも安く 情報・文化空間としての位置づけ
住宅地経営に着手 煙の都から田園都市へ
阪急ニュータウン第一号、池田室町 自足的コミュニティをめざして
購買組合・倶楽部は定着せず 次々に沿線開発を実施
沿線への学校誘致 郊外への誘い メディアとの協力態勢
3 実業家、小林一三
宝塚戦略のプロデューサー 豪商の長男として生まれる
慶應義塾大学へ 三井銀行時代 大先輩・秋山儀四郎の存在
岩下清周との出会い 苦難を極めた箕面電車の創設 岩下清周の失脚
財界人として名を馳せる 安倍磯雄に私淑
徹底した合理主義と大衆本位の姿勢 健康な資本主義精神
メセナ的発想 芸術文化活動への積極的支援
4 清く正しく美しく
分析の視点 共存共栄の理念 宝塚戦略を貫く郊外ユートピア思想
住宅間の重視 新たな家庭像を演出 家庭観と教育観
視聴覚メディアに着目 大衆芸術・娯楽の地位を引き上げる
大衆演劇の重要性を強調 健康的娯楽空間づくり 都市文化論の視点
「森林公園式」都会案 文化国家をめざして
5 大正文化と宝塚モダニズム
大正文化のなかで 中流階層の膨張 女性の台頭
朗らかに、清く正しく美しく 巧みに利用された宝塚精神
日本モダニズム 宝塚モダニズムの風景 地域性を超えた大衆芸術
欧米への憧れ 異国情緒あふれる宝塚 オーケストラの発展にも寄与
継承と断絶 いま直すべき小林一三の精神 「次に来るものは何か」
あとがき
主要引用参考文献
小林一三・略年譜
by zatoumushi
| 2008-04-29 16:00
| ■和書■