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“Musical comedy: the most glorious words in the English language.”


by zatoumushi
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▼172「リトル・ミー」▼

★リトル・ミー

@アートスフィア 他

ワンズアート研究所 制作

1995年 6月16日〜25日(アートスフィア)
    7月 4日〜10日(シアター・ドラマシティ)

初演


【掲載内容】

演出・振付 / 謝珠栄

音楽監督 / 渋谷森久

「アメリカ的なるもの」を模索したアメリカの時代 / 井野瀬久美恵

1960年代の「リトル・ミー」/ 芝邦夫

大浦みずきとタカラヅカとブロードウェイミュージカル / 藪下哲司

ブロードウェイの振付・演出家 / 小藤田千栄子

最高!サイ・コールマン!! / 風早美樹


【音楽監督】

「リトル・ミー」というすばらしいミュージカルになぜ今まで出会わないできたのか、残念でたまらない。謝・大浦コンビでの「シーソー」もサイ・コールマンのすばらしい音楽によって埋めつくされていたが、この「リトル・ミー」もサイ・コールマンの才能が、まさにほとばしりでるような作品である。
サイ・コールマンという人は不思議な人で、私が彼とニューヨークのホテルでカクテルを飲みながら話をしたときも、彼そのものがブロードウェイという香りをまき散らしている人である。しかも今度の作品は、オーケストレーションをあのラルフ・ヴァーンズが担当している。サイ・コールマン、ラルフ・ヴァーンズのコンビでミュージカルなどというのは、まさに1960年代の、ブロードウェイが一番勢いの良かった頃の証拠である。(中略)
現在我々は、“病めるアメリカ”とかいってアメリカの文化の深さを知ろうともしない風潮の中にいるが、この1910年代から50年代に関して、特にショービジネス、映画、レコード等のエンターテイメントの世界では、人類がもう二度と作りえないであろう華麗な文化を作り出している。ベレという女性の一生を我々もこのミュージカルで付き合うことによって、もう一度あの素晴らしい時代を垣間見られるような気がする。

渋谷森久
by zatoumushi | 2008-06-22 14:03 | ▼プログラム▼